2008年は日本で最初の通商条約である「安政の五カ国条約」が1858年に締結されてから150年目にあたります。
同条約とそれに基づく翌年の開港により、海外の銀貨と引替に大量の金貨が流出し、日本の貨幣制度は大きな変質を余儀なくされます。
こうした当時の日本...
2月のギンザ・グラフィック・ギャラリーは<Helvetica forever: Story of a Typeface ヘルベチカ展>を開催いたします。誕生から半世紀を経た現在でも、最も知られた欧文書体として根強い人気を保ち続けている「ヘルベチカ」。今回の企画展では、幅広い用途に使える...
三輪彩子は既存のメディアや空間に素朴な疑問を抱き、自然にそれを作品化する作家です。
彼女の疑問の対象となるメディアは普通のアーティストが普通に通り過ぎてしまうような些細な事や物です。
たとえば「平面作品」とよばれる作品を支える支持体であるキャンバス...
私が身近に感じるものを、目で触りごこちを確かめながら描いています。ぐわっとつかん
でみたり、そのなかに出たり入ったりしながら、気持ちの良いかたちにととのえていって、ほとんど似
たような感触になったなと思うところでやめます
柳ヨシカズは、美術館や画廊で絵画を見るときに、完全か不完全かを意識すると言います。彼は、自身の作品にも、自らが思う“完全“を求め、構図や色彩にこだわって作品を制作しています。
現在、制作のテーマにしているのは、“シンメトリー”。ウサギと花、少女と花な...