1828年(文政11年)、オランダ東インド陸軍病院外科少佐のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796-1866)は、徳川幕府ご禁制の品を日本国外へ持ちだそうとして捕らえられた。時の幕府天文方高橋景保(1785-1829)をはじめとして、多くの日本人関係者も処罰された「シーボルト事件」の名は、ご存知の方も多いだろう。シーボルト自身は国外追放処分となったが、決して手ぶらで帰ったわけではない。実は大量の自然科学標本や民族学的資料を持ち帰っており、その時にシーボルトがもたらした資料を基礎とする博物館がオランダに現存する。シーボルトのコレクションには、動植物や鉱物の標本、日用品から美術工芸品、和本などがあり、さらに家屋や器具など大きなものは、日本の職人にミニチュア模型を製作させている。現在もオランダに遺る膨大な資料から、シーボルト独自の観点による収集方法を探ってみよう!!
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