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北京、天津、南通と並ぶ中国凧の四大産地のひとつで、最も歴史が古いとされる山東省濰坊(イボウ)市の凧を紹介します。濰坊の凧は、春秋戦国時代(B.C.770~221年)より軍事用として使用され、それ以降、貴族から民間の娯楽へと広まっていきました。
濰坊の凧は、形状、色が豊富で身のまわりのものや縁起のよいものなど、あらゆるものを凧に表します。立体的な形状を得意とし、特に龍の頭を付けた30m以上あるムカデ連凧が、濰坊凧最大の特徴です。 濰坊では、20か国以上の国が参加する大規模な国際凧フェスティバルが毎年開催され、今なお凧の郷として名を馳せています。 今回は、濰坊凧を作って50年、濰坊市政府公認の「凧明星(凧工芸優秀職人)」である孫継和氏が、今回のために制作した凧約120点を展示します。孫氏が再現に成功した、凧の元祖と言われる木製の凧(木鳶 もくえん)の展示が目玉です。竹の骨組みから絵付けまで全て手作りの凧は、精巧でありながらどこか素朴で懐かしく心が和む作品ばかりです。どうぞお楽しみください。 本イベント提供者
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