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今年2月に開催した〈浪漫派物語〉の第2弾として、今回はノートル・ダム時代のヴィエルヌに焦点を当てます。ヴィエルヌは、1900年にパリ・ノートルダム寺院の首席オルガニストに就任し、1937年に行われた演奏会の最中、同寺院のパイプオルガン演奏台で亡くなりました。
彼の代表的作品集《24の幻想曲集》はそれぞれの曲に表題が付けられた、オルガン作品としては珍しいものです。いわばピアノ的な「性格的小品集」であり、同時期に活躍していたドビュッシーをはじめとした印象派の影響が見られます。明らかに演奏会用と思われるこのオルガン曲集が、教区の中心、パリ・ノートルダム大聖堂で生まれたことは非常に興味深いことです。「交響曲第3番」と併せて、ヴィエルヌの世界をお楽しみください。
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