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舞台は記憶に残る。作品によれば歴史に残るものもあるだろう。『春の祭典』の初演や大野一雄のヨーロッパデビューのように物語が加わることだってあるだろう。
記憶にせよ、歴史にせよ、物語にせよ、それらが形作られていくに際して重要なファクターとなるものに記録がある。なかでも映像や写真のもつ力は圧倒的だ。視覚情報は極めて強力であるだけでなく、再現性をもって常に現在に定着するからだ。 もちろん全ての映像/影像も誰かから見たものであり、各人の記憶そのものにはならない。だが、影響力は計り知れない。個々の曖昧な記憶に迫り、輪郭を形成させる力があるからだ。 写真家、ドキュメンタリー作家は単に記録するのではない。自らの美意識、倫理観に即して対象に形を与えるのだ。 現在形でなくなったもの、それはもう痕跡に過ぎない。 その痕跡に花を咲かせるのが写真家たちだ。花、それは独立した作品となって咲く。 今回はそんな写真家に焦点を当てる。 写真家はどう感じながら、なにを思いながらシャッターを切るのか。フレームワークをどう与えるのか。レンズなどどのような道具を、技術を駆使するのか。そして数多くの写真の中からどれを選んで世に出していくのか。その基準は? 写真家の肉声を聞くことで写真と舞台ののっぴきならない関係を感じていただきたい。 今回は奇しくも立場が逆転する。写真家自身が見られる存在となるのだ。観客からの質疑にも対応していただけるだろう。 趣向として一人のパフォーマー、今回は不埒ライフさんをお招きした、に4人の写真家がレンズを向ける。その違いで写真家の個性も感じていただきたい。 滅多にない企画。乞うご期待! 日 時 2014年6月7日 18時開演 場 所 .kiten 料 金 1500円 宴会費 1500円 (終了後の宴会参加者のみ) ●パネラー 小野塚誠 fukuda macoto 烏賀陽弘道 河村雅範 ●パフォーマー 不埒ライフ 企画・制作:河村雅範 月読彦
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