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雲雀(ひばり)と呼ばれたコゼット
母親が亡くなったとも知らない可哀想なコゼットは、相変わらずテナルディエの居酒屋でこき使われていました。誰よりも早く起きるので、村人からは「ひばり」と呼ばれ ましたが、この雲雀は穴の開いたボロ服を着てお腹をすかし、決して歌うことはありませんでした。 ジャン・バルジャンは母との約束で、娘をテナルディエ夫婦の毒牙から引き離し、二人はパリの片隅でひっそりと暮らす事になります。コゼットは「お父さん」と彼の事を呼びましたが、それ以外に名前を知らなかったのです。 彼女が儚く寄る辺ない身の上であったのと同様に、ジャン・バルジャンもまた、いつ終わるとも知れない逃亡の生活に疲れ、善の道を歩む自信を失いかけていました。コゼットを愛し、慈しむことによって、人としてのまっとうな歩みを続ける事が出来たのです。作者は「少女は彼の杖であった」と書いていま す。やがてコゼットはジャン・バルジャンの愛に育まれ、読書好きの美しい娘に成長して行きました。 「レ・ミゼラブル朗読会」(翻訳物、ビクトル・ユーゴー)第3部コゼット 第6回 主 催 アストライアの会 協 力 au bon cafe ゲスト 斉藤雅美さん 日本朗読検定協会インストラクター 朗読と本のサロン主催 日 時 平成26年12月26日(金)午後2時から5時 会 場 豊島区立勤労福祉会館第一会議室 池袋駅西口徒歩約10分(池袋消防署先) 費 用 お茶代込み参加費二千円 連絡先 TEL049(258)3218 松原まで 形 式 前半は朗読、後半はお茶会で、文学サロンとして行います。一行だけ仏文解説も。 本イベント提供者
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