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このたび知足美術館では新潟市出身の写真家、鈴木孝枝氏の写真展を開催します。鈴木孝枝氏は写真を生業としていた父より手ほどきを受け、三条市出身の写真家渡辺義雄氏、国際的なフォトジャーナリストの三木淳氏に指導を受けました。長年被写体として撮影を続けている石仏を主に新潟各地の風景を撮り、現在も精力的に活動を続けています。
本展では、2016年春に新潟市の姉妹都市であるフランスのナント市で開催された写真展「越後の石仏」の作品、約80点をご覧いただけます。日本の伝統的な手漉き和紙を印画紙としてプリントし、和紙のもつ味と、石仏の時を経て風化した味が重なり、独自の作風となっています。越後の厳しい自然風土の中、長年人々の心の拠り所のひとつとされてきた石仏は、今となっては雨風に風化し忘れ去られるものもあります。「ファインダーを通して色々な事を今日まで学び、それが生きる糧となっている」と語る鈴木孝枝氏。ファインダー越しに表現された先人たちの願いの心や温かさに触れていただきたいと思います。 予備展示室では長岡市・もみじ園の作品や、新潟県内を今日まで撮影した作品もご覧いただけます。
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