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東京都庭園美術館の空間と舟越桂の作品のコラボレーション
木彫人物像により、80年代から一貫して日本の現代彫刻をリードしてきた舟越桂(ふなこしかつら)。近年では、両性具有のスフィンクスのシリーズに取り組み、新たな表現の世界を創造しています。本展は、初期の作品から新作までを一堂に会して紹介するもの。彫刻と同じく、作家が重要な創造の領域と考えているドローイングや版画にもスポットを当て、舟越桂の全体像に迫ります。アール・デコ装飾に彩られた東京都庭園美術館の空間と、舟越桂の作品のコラボレーションも見どころのひとつです。展示作品を鑑賞する目的でつくられたホワイト・キューブの美術館とは異なる個性豊かな部屋と、そこに展示される作品が、緊密な織物のようにからみあい、他では体験できない不思議な空間と時間を生み出します。展覧会場は、魔術的な驚きに満ちた「夏の邸宅」へと変貌するのです。 写真左:舟越桂《遠い手のスフィンクス》2006年 楠に彩色、革、大理石、鉄 高橋コレクション 撮影:内田芳孝 写真提供:西村画廊 写真右:舟越桂 スフィンクス習作 2005年 紙に木炭、アクリル、墨、パステル、修正液 作家蔵 撮影:今井智己
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