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音楽と映像で贈る、世紀末ウィーン
東京文化会館舞台芸術創造プログラムは、先駆的・実験的な舞台作品を小ホールで上演する東京文化会館オリジナル企画です。昨年までの舞台芸術創造プログラムは、新作や新演出の舞台作品を上演してきましたが、今年は「世紀末ウィーン」という時代にスポットを当て、新ウィーン楽派と呼ばれるシェーンベルクの作品から、後期ロマン派の影響が色濃く残る初期の作品「浄夜」と、無調音楽の傑作「月に憑かれたピエロ」を上演します。 「世紀末ウィーン」は、19世紀末から20世紀初頭のオーストリアを中心にして、音楽だけでなく美術や文学・建築など芸術文化全体がさまざまに爛熟した時代でした。シェーンベルクは、より巨大で甘美なメロディーを求める当時の音楽に対し、新しい自由な音楽を求めて「無調音楽」というひとつの到達点にたどり着きます。アーティストとして常に新しい芸術を求めていく姿勢は、その後の音楽家たちに大きな影響を与えました。 今年の舞台芸術創造プログラムは、シェーンベルクの新旧2作品を上演することによって、“従来の表現様式からの脱却とは”、“新しい芸術とは”何かを「世紀末ウィーン」という側面から探求します。 最新テクノロジーによって3D立体映像化したウィーンの街並みやウィーン分離派の美術映像を交えながら世紀末ウィーンとシェーンベルクの世界を、大友直人音楽監督が紹介するのも見どころです。演奏者は今もっとも注目されているソプラノ歌手である幸田浩子と、東京都交響楽団のソロコンサートマスターで、ソリストとしても活躍する矢部達哉をはじめとした豪華メンバーです。ご期待ください! 出演:指揮/村上寿昭、ソプラノ/幸田浩子、ピアノ/相沢吏江子、ヴァイオリン/矢部達哉・双紙正哉、ヴィオラ/鈴木学・篠崎友美、チェロ/山本裕康・宮田大、フルート/小池郁江、クラリネット/伊藤圭、ナビゲーター/大友直人(映像出演) 曲目:シェ−ンベルク/「浄夜」Op.4、「月に憑かれたピエロ」Op. 21 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。 ※チケットが完売の場合もございますので、詳細はお問い合わせください。 写真左:幸田浩子(ソプラノ) 写真右:矢部達哉(ヴァイオリン)(c)(株)ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
※掲載情報について |
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