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*2022/07/25 追記
『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』26日(火)開幕予定 下北沢ザ・スズナリで7月15日から上演する予定でした「ブレスレス・ゴミ袋を呼吸する夜の物語」は、公演関係者にコロナ陽性者が出たため、開幕を延期いたしました。 せっかくご予約いただきましたが、25日(月)までの回が中止となりました。 開幕は7月26日(火)を予定しております 改めて観劇日をご検討いただき、再度ご予約くださいますよう何卒よろしくお願いします。 ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。 諸事情をご考慮いただき、ご理解とご協力をお願い致します。 *2022/07/23 追記 公演関係者にコロナウイルスの陽性者が発生したため、7月24日(日)までの公演は、中止とさせていただきます。 http://rinkogun.com/ 「ブレスレス・ゴミ袋を呼吸する夜の物語」は、公演関係者にコロナ陽性者がでたため、開幕を延期いたしました。7月23日以降の情報は劇団ホームページにてお知らせ致します。 間もなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰の坂手洋二が第35回岸田國士戯曲賞を受賞した初期代表作『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』を、7月15日より上演します。 本作は、当時社会問題として注目されていた大都市東京の「ゴミ事情」を背景に、社会の片隅で出会う人々を重層的に描いています。初演当時は未解決だった弁護士一家失踪事件やカルト集団などに着想を得て描かれた本作は、32年前に書かれたとは思えない今日性をもって迫ってきます。 東京都のゴミ収集袋に指定がなく,中身の見えない黒いゴミ袋が全盛だった32年前。うち捨てられた失踪中の弁護士、ゴミ収集を生業とする者たち、夜ごと集まり「パパ」と呼ばれる初老の男にゴミを届ける娘たち、娘を探す夫婦・・・、ビルの谷間の高架下で出会った孤独な魂が、救済の雪を待望します。 同時に本作は、「不特定多数の娘を持った『リア王』の物語」として、フェミニズム問題をも視座に入れた、シェイクスピア作品への新解釈を示します。リアルな都市の姿と「能」を思わせる「死」と「神」の幻想が交錯する卓抜な構成も、高い評価を得ました。 さらにこの戯曲は、1991年1月、第35回岸田國士戯曲賞を受賞。審査員による選評では、「ゴミを蝶番(ちょうつがい)にして世界の価値をすっかりひっくり返してしまったのは、まことにあざやかな力業だ。(中略)やはり戯曲は構造が大切だ。(井上ひさし)」、「その蟲動感は、読む者に、その場に行ってみたい衝動を起こさせる(唐十郎)」、「久しぶりに、文字通りの「力作」と言えるものであり、今後演劇はこのようにしか動いていかないであろうと考える(別役実)」と、支持を集めています。(坂手洋二戯曲集『ブレスレス/カムアウト』 而立書房 収録) 劇団メンバーに加え、鬼頭典子(文学座)をはじめ、『Speak low, No tail(tale).』に続いての参加となる南谷朝子、山本由奈、燐光群初出演の森尾舞、俳優座の新星・滝佑里らを迎えます。また、今回の上演を前にオープンワークショップを繰り返し開催、意欲的な参加者の中から出演者を選びました。 2022年の東京で生まれ変わる『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』に、どうぞご期待ください。
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