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宗教学者・磯前順一先生の「震災転移論-末法の世に菩薩が来りて衆生を救う」です。
東日本大震災から11年半を過ぎたいま、磯前先生は6回の講義を「希望の灯を灯す旅」と して、石巻から京都、南相馬、東京、双葉、いわきと六ケ所を巡り、死者と被災者と声なき 人々の魂の声に耳を傾けながら、この末世における信仰と救いとは何かを問うていきます。 【申し込み】 下記の当学林ブログの申込み欄、またはメールにてお申込み下さい ブログ:https://hokke-commons.jp / メール:hokkecommons@gmail.com 【講師による講義概要】 2011年3月11日の東日本震災から十一年。しかし、一体、何が解決したというのか。廃炉への見通しがきかない福島第一原発。「おれは田舎に帰還してまだ四年。だから震災四年だ! 」しかも、戻るのは高齢者ばかり。そこに子供たちの笑顔はない。お酒を飲んでは、「生き残った自分が申し訳ない」と涙する老人たち。差別、搾取、そして否認。一体、誰のせいなのだろう。いつから、こんな無表情な人間になったのだろうと恥じ入る。~略~ 話の舞台は、宮城県の津波で最大の被害に遭ったと言われる石巻市から始まり、仙台をへて、回復した常磐線に沿って南相馬、第一原発周辺の浪江町と双葉町へ、さらにはいわき湯本へと南下する。沢田研二の歌声に誘われて、声なき人々の魂の声に耳を傾けよう。死者たちの遺言どおり、希望の灯を点す最後の旅に出るのだ。人間が人間であるためには、人間だけでは生きていけない。果たして末法の世に菩薩は降臨して、衆生を救うのだろうか。信仰が問われるときである。 【講師略歴】磯前 順一 ⇒https://onl.sc/3G3udNM 【講義日】毎月の月曜日 午後6時30分~8時30分(Zoom配信) 第1回 10月 3日 傾聴論の限界 石巻 ――翻訳不能な起源 第2回 11月14日 差別論 京都 ―― 不可視の社会構造 第3回 12月12日 死者論 南相馬 ―― 謎めいた他者の眼差し 第4回 1月16日 感染する不安 東京 ――<転移/逆転移>論 第5回 2月20日 幽霊のいない町 双葉 ――翻訳論 第6回 3月13日 想いをかたちにして伝える いわき―人間の主体化論 【受講料】 1期6回分12,000円 ※当日1回の受講料は3,000円です ※ 本講座は、オンライン実況講義で開催します。後に動画配信もあります。 法華コモンズ仏教学林 事務局 192-0051八王子市元本郷町1-1-9 善龍寺内 本イベント提供者
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