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昭和42年5月笹が生い茂る丘(当時は、根津山とか六郎次(治)山と呼ばれていた)に、区議会議員選出記念として、初めて55本の梅が植えられ、以来、今日までに約10回の植樹が行われ、本数も約700本(紅梅約170本、白梅約530本)になりました。特に、昭和46年の東京100周年記念植樹の230本、昭和47年の区制40周年植樹の100本は、梅林としての地位を固めた植樹です。
品種別には紅白合わせて60種以上あり、この中には、薄紅大輪の「見驚(けんきょう)」、花良し、実良し、香り良しというので名付けられた「花香実(はなかみ)」、同じ木で花弁が紅白同居し、一輪一輪違う「思いのまま」など珍しいものもあります。 また、実のなる「小梅・白加賀・真鶴」といった品種も多く、毎年6月初めに行われる、心身障害学級の子ども達や福祉施設の利用者による「梅もぎ教室」にも利用されています。 このように育てた梅を、より多くの皆様に楽しんでいただくため開催している「せたがや梅まつり」も今年で32回を数えるまでになりました。 春のたよりを楽しむおまつりとして世田谷区はもとより、近県からも多くの人が訪れ、期間中には多数の人手でにぎわいます。 羽根木公園の梅林をゆっくりご覧下さい。 【開催期間】 2009年2月7日(土)~3月1日(日) 【場 所】 世田谷区立羽木公園 【お問合せ】 せたがやコール TEL.03-5432-3333 ◎星辰堂と日月庵 星辰堂は、古民家の部材を生かし、伝統的建築技術と新たな建築技術を巧みに融合した建物です。 日月庵は棟梁野村貞夫の手により、京都久田家に残る「半牀庵(はんしょうあん)」を基本としながら独自に間取りをもつ造りとしています。 梅まつり期間中、星辰堂では茶席を用意していますので、梅見の合間に、こちらで一息ついてみてはいかがですか。 茶席のある日は、当日星辰堂で整理券を配布します。 詳しくは、世田谷区公式HP内の「催し物案内」をご覧ください。 ◎飛梅 飛梅とは、菅原道真にまつわる梅の伝説に登場する梅の木のことです。時の右大臣であった道真が太宰府に左遷となり京を発つとき、日頃大切に育てていた梅に向かって、「東風(こち)吹かば匂い起こせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」と詠むと、梅は主人を慕って太宰府まで飛び、根付いたということです。 飛梅は平成7年2月に太宰府天満宮より寄贈され、その隣に平成14年2月、梅まつり第25回を記念して、実行委員会より石碑が寄贈されました。 ※諸状況により日程・時間・場所などが変更になる場合があります。事前に会場・主催者までお問合せください。
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