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淡い色調で描かれた"架空の風景画"を展示
「野依幸治(のよりこうじ)~Panorama~」開催 2006年「Bunkamura Art Show 2006」、2007年「phantasia」、これまでBunkamura Galleryが若手作家グループ展を通して紹介してきた、野依幸治のBunkamura Galleryでは初となる個展を開催いたします。 会 期 :2009年3月13日(金)~3月22日(日) 営業時間 :10:00~19:30 入場無料 お問合せ: Bunkamura Gallery 03-3477-9174 野依の描く風景は現実に存在しません。建物を構成しているドアや窓などの要素を切り取り、自由に組み合わせて想像の世界をつくっています。組み立ててはまたくずし、再構築する。その繰り返しが、いつの間にか一つの風景を出現させるのです。 砂壁を想起させる野依独特の質感は、都会の路地にあるストリートペインティングのように、フレームに収まり切らず広がってゆきます。そして、一定のトーンを保つ緩やかな色調と重なり、薄靄に覆われた見知らぬ日常へ― 本展では、大型作品約8点により、それぞれが関連性を持つ「街並」と「室内」の風景が視野180°で広がる空間をつくります。「街並」で登場した建物の室内風景が「室内」へ繋がる、という様にそれは展開されます。かつてアンリ・マティスが室内を描いた作品中に別の自作を掛けていたように、エッシャーが観者を彼の迷宮に誘い込むように。 また、合わせて小作品を約15点と新作を中心に紹介する予定です。 野依幸治のつくり出すどこにも無い場所は、私たちを何処に連れて行ってくれるのでしょうか?
※掲載情報について |
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