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【作者コメント】 もうすぐクリスマスだというのに…。誰でも良いから人を撮りたくて夜の街に出た。そこには多くの人々がまるで言い合わせたかのように集まっていた…。 撮り始めて私は、何かを撮りたいわけではないことに気がついた。そう、この空間を記録したいのだ…。ファインダーを覗かずシャッターを切ることで、撮る対象物を不明確にしたかった。私のいる空間をそのまま囲い込む(あるいは発散させる)ことをしたかった。 写真の中の振れた人々がそれぞれの関係を明確にし、同時に曖昧にしているようにも見える。これらの写真には、私の意図しない多くの人々や事象が写り込んでいる。それらは私の意識に無い風景を演出し、構図やタイミングを意識した写真にはない、自然な時間を再現できたものと思っている。ノーファインダー・ノータイミングキャッチの写真から、その空間に流れる関係のようなものを楽しんでいただきたいと思う。 *2007年11月下旬~2008年1月上旬 都内にて撮影 【作者略歴】 神田川義和(かんだがわ・よしかず) 2007年 瀬戸正人ワークショップ「夜の写真学校」に参加 2008年 フジフィルム インクジェットプリンタ用紙フォトコンテストグランプリ受賞 2009年 個展「幻想画布」(エプソン 新宿epSITEギャラリー2) 【展示作品】 カラープリント BO 約20点
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