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佐藤 篤 (さとうあつし)写真展「マテリアル」 -観察-
■期間 5月18日(月)~5月29日(金) ■みどころ 毎年様々なテーマでモノクロ作品の個展を開催している作者。3次元のものを2次元で表現することは、一瞬でそのものを説明することであり、見せ方に対する感性、経験と技術が必要です。今回の被写体は今までの作品の中でもシンプルな植物や石などです。誰もが身近で見慣れた素材を、自然光を生かし、モノクロの階調を最大限に引き出すことを目指した細密な描写で表現した、ごまかしのきかない作品です。 ■作者の言葉 写真の誕生から約170年。密着写真から引伸ばしへ、黒白からカラー。今、デジタルはカラー黒白の再現、映像の送受信と出力は自宅で出来ます。今日、電子楽器は音楽の分野を広げましたが、オーケストラクラッシックの楽曲に深い内容と感動が在ることを多くの人びとが体験して知っています。何をどう写すかは技術力。カメラがすべて行ってくれる時代、対象の何を見つめたか、作者の姿勢が表現の質として問われます。「もの」の本質に迫ることを考えることが大事。光の階調を「もの」の表面に発見する黒白写真の効果を眼で楽しんでいます。人びとの英知に響く何かがモノクロ写真に在る、創造力を信じて制作し、「もの」の観察を続けています。 (カラー作品も数点準備しています。) ■作者プロフィール 1945年新潟県に生まれる。'70年日本写真学園 研究科卒業。'72年より'05年の閉校まで同学園の助手・講師・教頭・教務顧問を勤める。現在四谷写真塾、NHK学園の講師他、撮影・写真展指導を務める。'04年「風光の樹木」(新宿ニコンサロン)、'06年「自然の刻印」(コダックフォトサロン)他、個展毎年開催。出版物'07年「はじめてのデジタルカメラ」日本文芸社(四谷写真塾講師共著)を出版。
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