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【企画者の辞】
アナーキズムという言葉が、なんだか物騒に思えたり、あるいはファッションのように思われたりした時代が、確かにあったような気がします。もっとも、政治も思想もパンクもよく知らないのですけれども。 うすぼんやりと、物騒なものでもファッションでもなく、アナーキズムというのはある種の「浪漫主義」なんじゃないか、と感じられるようになったのは比較的最近のことです。素人考えですが。 でも、案外当たってるんじゃないか、と思えるのは、この間の出版動向です。待望のジョン・ホロウェイさんの邦訳、『権力を取らずに世界を変える』、廣瀬純さんとコレクティボ・シトゥアシオネスの『闘争のアサンブレア』、そして『資本主義後の世界のために』『新しいアナキズムの系譜学』などといった高祖岩三郎さんの大活躍……。 こうした動きはまだ続きそうです。旧い議論や経験から掘り起こせるものもあれば、もうとっくに実行に移されていることもあるでしょう。それらを、「自律」と「連帯」との坩堝の中で考えてみたいと思います。 【文責:新宿本店第三課 大籔宏一】 ■ブックリスト公開中!KINOKUNIYA BOOK LOUNGE 紀伊國屋書店おすすめブックフェアのご案内はこちら http://www.kinokuniya.co.jp/bookfair/booklounge.htm
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