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今、多くの若い人達が、仮面を着けて生きているのではないでしょうか。着けていることを意識している者もあれば、自分にもわからないように巧妙に仮面を着けている場合もあるのではないでしょうか。いやあるいは、着けていることを承知で外せなくなっているケースもあるのかもしれません。いずれにしろこういったことは、若い人達を真綿のように締め上げ追い込んでゆくことになるでしょう。しかし仮面はすっかり取り去ってしまうものではなく、その場に応じて取り外し、取替えがきくということが大切なようです。
そこで俳優の最も基本的な<からだ>のあり方は、舞台に上がる時は、個人的な仮面を外し、役としての仮面を着けることが出来得るからだに訓練されているという事でしょう。このとき役割を限りなく深く演じ生きるダイナミズムに到達できることでしょう。 仮面を外してゆくことの困難は当然のようにあるのですが、しかし今や若い人達の中でほんの一部なんでしょうが<仮面が割れた>人たちがいるようです。当人は何が起こったのかわからない状態であったり、非常に疲れやすくなったり、けれどこれは何か大事な事柄のように感じているといった、不安定なところで生活していることと思われます。実はここにこそ未来における希望があると確信しています。他者と向い合える理想的なからだを期せずして獲得していたということが云えそうです。ただ仮面は適宜取り外しができることが必要なのであって、そのことに気付けば、その若者には、それぞれの分野において活躍できる力を発揮してゆくことでしょう。もちろん、演劇という場においても限りない力量を発現することになるでしょう。こういったことは、誰にでも分かることではないかも知れませんが・・・。 いまこれを読んでいるあなたがこのことに思い当たるようであれば、ぜひ一度阿彌に連絡を下さい。またそういう友人が周囲にあれば是非阿彌という場を知らせてあげて下さい。そしてこういうことに関心のある方も連絡お待ちしています。 ※発表会日時は2010年1月15日〜17日 ※公演後に劇団員を若干名募集致します
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