ユーハイム・ディー・マイスター、秋冬の新作は「くるみわり人形とねずみの王様」

ユーハイム・ディー・マイスター、秋冬の新作は「くるみわり人形とねずみの王様」

　「ユーハイム・ディー・マイスター」は10月1日（木）より、ペーター・シュミット・グループとユーハイム製菓マイスターの安藤明さんによる2009年秋冬の新作「コラボレーションケーキ」を全国22店舗で販売している。
　20作目となる今回のテーマは、「くるみわり人形とねずみの王様」。冬が近づくとパレエや演劇など世界中で公演される、ドイツの作家、E.T.A.ホフマンのなじみ深い童話「くるみ割り人形とはつかねずみの王様」に焦点を当て、この物語に登場するアイテムを新作ケーキで表現する。
　「コラボシリーズはストーリー性や見た目から、同時に何点かを購入される方が多いので、楽しく食べられるような組み合わせに作り上げている。中でも『ねずみの王様』は、子ども向けにとバナナとチョコレートを組合せた」とユーハイム開発担当者。　

○おとぎの国の馬車（567円）
くるみわり人形の魔法が解けた王子とマリーが、お菓子の国へ向かうために乗る馬車をイメージ。リンゴのコンポートを入れたバニラムースをビスキュイ生地で包み、カボチャのムースを重ねたケーキ。馬車の車輪はチョコレートで、馬車のカーテンはビスキュイ生地で表現し、ハッピーエンドの物語らしくトップを豪華にデコレーション。
　イラストを具現化するにあたり、開発担当者は「『くるみわり人形』は今回最も苦労した作品」といい、「当初、イラスト通りに『立つ』状態にしたところ、『食べにくい』『不安定』などの難点が多く試行錯誤を重ね、『寝かせる』ことでケーキとしての味の構成も成り立ち、魅力的なケーキになった」と振り返り、素材面では「『ふくろう時計』にはマロン・カシスとブルーベリー・チョコレートと、秋冬商品らしく、ヨーロッパではオーソドックスな組み合わせを用い、『おとぎの国の馬車』は女性を意識し、カボチャ×リンゴでかわいいデコレーションに仕上げた」と話す。

　販売は来年の2010年1月下旬までを予定。