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この度、弊社は12月9日〜12月15日に㈱大丸東京店において、「戦国武将作品展」を開催致します。安土桃山の美をテーマに描く画家、戸屋勝利の絵画を中心に、絵画と立体工芸(甲冑等)をあわせて展示する企画展です。
戦国時代、生殺与奪の絶対的な権限を持つ大名の強力な影響下のもとに生み出されたのが安土桃山の造形美であり、その力強く勢いに溢れる美は、現代には存在しえない美しさがあります。 戸屋は桃山の美を生涯の主テーマとする数少ない画家です。東京藝術大学工芸科在籍時に金属や漆、染織など、多様な素材に対する深い知識を身に付け、他の作家にはない独特な表現力を持っています。岩絵の具を厚く盛り上げた質感表現は、絵画でありながら「立体」を感じさせ、画面上に戦国の造形を直感させる深い味わいを生んでいます。また、織田信長、真田幸村、伊達政宗などの武将画は、家紋、アルファベットをデザインとして取り入れるなど、斬新さ、構図の面白さ兼ね備えた作品です。その他、龍、虎、風神雷神等の画題では、伝統的な金地を背景に沢山の色を点で重ねたきらびやかな色遣いと、画面に緊張感を生む線の力強さが魅力です。 さらに、桃山時代をイメージした鍛金の茶道具・花器の他、日本の甲冑師が当時のままに再現した兜、武将像など、戦国武将に因んだ立体作品を合わせて展示することで、桃山の美を多角的に、より迫力をもって感じられる企画展と致しました。
※掲載情報について |
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