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「海のための水」とは、川から栄養分や土砂を海に運ぶ水のことで、海の生物の生息環境や海岸、干潟の維持に不可欠な水です。海の生態系の変化や海岸侵食など、海のようすがおかしいのは、川からの質の良い水が供給されないことが大きな要因です。ところが、日本では水を分配する社会の仕組みのなかに「海」は入っていませんでした。社会のなかで河川・沿岸・海岸の環境再生は重要性が増してきたことで、動き出したダムや堰の見直しは新しい時代の兆しがありますが、多くの市民に支持されないと実現しません。特に、自然とともに生きてきた漁村や山村地域には、多くのリクリエーションで地域外の人が訪れます。実状をより多くの人に伝える役目、環境保全活動を通じて「地域」を支える役目がますます期待されています。そして、フィールドで海・川・山を見てきた人たちも一緒に、自分のフィールドの変化を記録して、発信することから何かを変えましょう。具体例も含めて、いま何ができるかを話し合いたいと思います。
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