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“フーテンのべべ”が書いた小説世界
70年代日活ロマンポルノの黄金期を彩った女優・伊佐山ひろ子。日本のブリジット・バルドーと噂され、仲間たちからは「べべ」の愛称で親しまれました。80年代に入ると、女優業のかたわらエッセイや小説を発表し、赤裸々でナイーブな文章が多くの熱いファンを生みました。 しばらく執筆から離れていた彼女の久しぶりの小説が雑誌「真夜中」の創刊号より連載開始、このたび待望の単行本として刊行されました。この本の発売を記念して、「週刊 真木よう子」や「モテキ」等、多くのテレビドラマを手掛ける大根仁監督と、映画『童貞。をプロデュース』や『ライブテープ』等で注目を集める松江哲明監督の両名をお迎えし、トークショーを開催いたします。 いま注目を集める映像作家から見た伝説の女優の素顔とは? 日活ロマンポルノの撮影秘話や、小説に描かれた独特の世界の秘密、「演じること」と「言葉にすること」の曖昧かつスリリングな関係性についてなど、様々な角度から語っていただきます。 2010年8月8日(日)18:00~20:00(開場17:30~) 会場:青山ブックセンター本店 カルチャーサロン青山 定員:120名様 入場料:800円 伊佐山ひろ子(いさやま・ひろこ) 福岡女学院高校から俳優座小劇場付属養成所を経て、1972年『白い指の戯れ』(村川透監督)で映画デビュー。同年、キネマ旬報主演女優賞を受賞。以後、映画、テレビに多数出演。 代表作に、『一条さゆり 濡れた欲情』(神代辰巳監督)、『女地獄 森は濡れた』(神代辰巳監督)、『エロスは甘き香り』(藤田敏八監督)、『ボクサー』(寺山修司監督)、『近頃なぜかチャールストン』(岡本喜八監督)『博多っ子純情』(曽根中生監督)、『海峡』(森谷司郎監督)、『浪人街』(黒木和雄監督)、『Helpless』(青山真治監督)、『家族のシネマ』(パク・チョルス監督)など。また、80年代よりエッセイや小説の執筆も手掛け、著書に『嫌いは嫌い、好きは好き』『排・卵・周・期』『熱い舌』『独身術』『学校の犬』、写真集に『昭和』(写真・沢渡朔)がある。 大根仁(おおね・ひとし) 1968年生まれ、演出家。深夜ドラマを中心に多くの作品を手掛ける。 主な演出作に「アキハバラ@DEEP」(06年、TBS)、「去年ルノアールで」(07年、テレビ東京)、「週刊真木よう子」(08年、テレビ東京)、「湯けむりスナイパー」(09年、テレビ東京)など。脚本・演出を手掛けるドラマ最新作「モテキ」(テレビ東京)が7月16日より放送開始。TBSラジオ「ニュース探究ラジオ Dig」金曜日のパーソナリティ。 松江哲明(まつえ・てつあき) 1977年生まれ、映画監督。 99年日本映画学校卒業制作として『あんにょんキムチ』を監督。国内外の映画祭に参加し、多くの賞を受賞。監督作に『カレーライスの女たち』『セキ☆ララ』『童貞。をプロデュース』『あんにょん由美香』『ライブテープ』他。著書に『童貞の教室(よりみちパン!セ)』他。 http://d.hatena.ne.jp/matsue/ ▼詳細・お申し込み http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201008/books88.htm
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