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憲法フェスティバルとは…
憲法の集会というと、政治団体や労働組合などの特別な人たちが集まって、難しい話をしたり、気勢を上げる…という感じがあります。 これを、もっと親しみやすく幅広い市民の集まりにしようということで、弁護士たちが諸団体に呼びかけて始めたのが憲法フェスティバルです。 25周年を迎える今年の憲フェスは… 今年の憲フェスの企画は「音楽」「講演」「映画」の3 つの目玉を準備しています。 「音楽」 故木下恵介監督から贈られた詩に曲を付ける創作を作曲家・サックス・EWI奏者である住友紀人氏に、当日ステージでの歌の発表を高瀬"makoring(まこりん)"麻里子氏にお願いしています。 *住友紀人* 作曲家として映画「ホワイトアウト」で脚光を浴び、同映画で日本アカデミー優秀音楽賞を受賞。テレビドラマにおいても「やまとなでしこ」、テレビ朝日開局45周年記念ドラマ「弟」、「熟年離婚」、「アンフェア」、NHK朝の連続テレビ小説「つばさ」、「沈まぬ太陽」などの音楽を相次いで担当し継続的に注目を集めるとともに、アーティストプロデュースやCM音楽など、その作品群は多方面にわたる。 *高瀬"makoring(まこりん)"麻里子* 96年、谷川賢作(p)が大坪寛彦(bs)と共に結成した、現代詩をうたうバンド「DiVa」のボーカルとなる。谷川俊太郎をして"まこりんの歌で聴くと、詩が活字で読むよりもずっと深く心に届くのに驚く"と言わしめた。 「講演」 演作家の早乙女勝元氏にお願いしています。 *早乙女勝元* 1945 年3 月10 日の東京大空襲を経験。東京大空襲・戦災資料センターの館長。 1952 年「下町の故郷」を20 歳で刊行し、この本は直木賞候補にもなった。著書は100 冊を超え、映画化された作品も多数。 東京大空襲訴訟でも活躍。 「映画」 ≪一枚のハガキ≫ 新藤 兼人 監督( 新藤監督の出演はありません) 召集された兵士100名のうち、94名が戦死し6名が生きて帰ってき た。その生死を分けたのは、上官が彼らの任務先を決める為にひいた “クジ”だった――。この作品は新藤兼人監督の実体験を元に作られ、 監督自身が生き残った兵士6人のうちの1人であった。人の命が“クジ” に左右され、兵士の死は残された家族の存続をも脅かす。そんな戦争 の愚かしさを、体験者ならではの目線で時に激情を交え、時に笑い飛 ばすように描いてみせる。生命力あふれる映像美とともに見る者の魂 に訴えてくるのは“反戦への想い”と“人間の生きる力のたくましさ” 私たちは、講演や討論、対談のほか、映画、演劇、音楽など多様な表現方法で、一人でも多くの人たちが憲法と親しくなれればとの想いで続けています。みなさん、お気軽に憲フェスへ参加してみてください。
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