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この度「愛と平和のために-巨大木版画への道-君島龍輝 展」を
伊勢丹府中店にて開催いたします。 君島氏は棟方志功に憧れ、27歳でギタリストから版画家に転向。94年に単身渡米 現代の美の都ニューヨークで、黒くぬった版木に下絵を描かず、即興で版を回転 させ乍ら、彫り進めるという技法を編み出した異色の木版画家です。 氏は昨年6月より縦1.8メートル、横163.8メートルの 世界最大の木版画を制作しており、来年12月に完成の予定です。 彼の作家人生の中で間違いなく代表作となる超大作です。 現在の本拠地である広島にふさわしく作品のテーマは「愛と平和」。 そんな中、今年の3月11日にあの東日本大震災が起こりました。氏の故郷である 栃木県那須地方も被害を受け、国内に、世界に衝撃が走る中、氏は自分が 何故この作品を作ることになったのか が、はっきりと分かったといいます。 大きな自然災害で被害を受けた人たちに平和な生活を取り戻させ、国内、 世界からの愛を届けるために、この作品を作るのだと。 氏は完成した作品を無料で貸し出し、各地で展覧会を行った利益から、震災で 被害を受けた人たちへ義捐金を送る事にしています。 現在作品は氏の本拠地である広島市内のアトリエにて順調に制作進行中ですが、 今回氏の個展に合わせて版木を県外ではじめて展示する事になりました。 作品そのものを目にすることはあっても版木を直接目にすることは中々できません。 それも「世界最大の木版画」となれば尚更です。 また巨大木版画の版木の裏には、皆様からの「愛と平和」への願いを書いて いただいています。本来は作品制作現場の広島県まで お出かけいただくのが 原則になっていますが、今回は会期中限定で会場にて書く事が出来ます。 ぜひ世界最大の木版画にあなたの「愛と平和」への想いをつづってください。 <作家来場> 9月17日(土)~19日(月・祝) 各日午後1時から午後5時まで。 今回作家は東日本大震災からの復興を祈念する版画作品を5種制作しました。 会場でお客様のご注文を承ります。 ご注文いただいた段階で、作家がその場でお客様のご要望にそって刷りと彩色を 行い、額装してお渡しいたします。時間は20~30分程度です。 なお、この作品の売上の一部は巨大木版画制作の費用とさせていただきます。 <作家略歴> 1956年 栃木県那須温泉湯元生まれ 1983年 ギタリストから版画家に転向 1994年 アメリカへ渡る 2001年 島岡達三・君島龍輝展(鬼怒川金谷ホテル) 2003年 オブジェ「BROADWAY」制作(ロックフェラープラザ) 2004年 NASU国際ビエンナーレ特待出品 棟方志功・君島龍輝展(門司港ミュージアム 同07年) 2005年 「關川獅子」制作(關川寺本堂 福島県) 「本懐」制作(大石神社拝殿 兵庫県) 2006年 「躑躅」制作(ブルネイ大使館 東京都) 「永劫の四季」制作(曹洞宗大本山総持寺三松閣 神奈川県) 2007年 禅寺・聖光寺本堂「平和」制作中(広島市) 2010年 広島にて「超巨大木版画」制作を開始
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